鋼製足場板の特徴は?素材ごとの違いやメーカーなどをご紹介
鋼製足場板の特徴は?素材ごとの違いやメーカーなどをご紹介いたします。
足場板の種類には、金属製と木製がありますが、その中でも最も強度に優れるのが鋼製の足場板です。スチール製足場板とも呼ばれます。
今回は鋼製足場板について、その特徴や他の素材との違い、製造メーカーなどを詳しく紹介していきます。
鋼製足場板の特徴
鋼製足場板の最大の特徴は、足場板の中でも最も高い強度です。たわみやねじれに強く、同一荷重におけるたわみは、アルミや合板製足場板の半分ほどです。
また、強度が高い上に、腐食にも強いため耐久性に優れており、経年劣化が少ないので、長期的な維持管理が容易です。
さらに、メーカーや製品によって多少異なりますが、重量においては合板足場板よりも30%ほど軽量なため、取り扱いや運搬等が容易に行えます。
強度・耐久性・軽量と足場を扱う上でとても信頼できる足場板と言えるでしょう。
鋼製足場板とアルミ製足場板の違い
では、同じ金属製足場板でも、鋼製足場板(スチール製足場)とアルミ製足場板では、どのような違いがあるのか解説していきます。
まず、材質が、鋼(スチール)とアルミという点で異なり、材質の特徴がそれぞれの足場の特徴につながっていきます。
共通点としては、スチール製足場板とアルミ製足場板は共に防錆力に優れており経年劣化による変化が少ないため、長期的な利用が可能です。
大きく異なる点としては、強度と重量です。
たわみや歪み、耐荷重などの強度は鋼製(スチール製)の方が高いですが、その分アルミ製に比べると重量が重たくなってしまいます。
アルミ製足場板の重量は鋼製足場板に比べて約50%ほどの軽さです。
鋼製足場板も合板足場板と比べると30%ほど軽いですが、アルミ製足場板はそれよりも遥かに軽いということなるので、軽重量はアルミ製足場の最大の特徴といえます。
重量が軽いことで、輸送コストの大幅な低減にもつながるため、近年では高い人気となっており、最近の現場ではアルミ製足場板の使用が主流となってきています。
しかし、関東では鋼製足場板が主流だったりと地域によって異なります。
鋼製足場板のメーカー一覧
現在では、アルミ製足場板が主流となってきているため、鋼製足場板の製造メーカーは多くありませんが、その中でも代表的なメーカーをご紹介いたします。
光洋機械産業株式会社(KYC)
- 仮預け機能付き 隙間レス 鋼製足場板
- 鋼製足場板 48(よんぱち)ステージ
- 枠組足場用 足場板
- 長尺足場板(ロングステージ)
- 長尺足場板(アルミロングステージ)
JFE機材フォーミング株式会社
- 軽量鋼製足場板(Jステップ)
- J-Sフラット
アルインコ株式会社(ALINCO)
- 床付き布枠
- プラチナプレート
まとめ
今回は鋼製足場板について、その特徴やアルミ製足場板との違い、製造メーカーについて、ご紹介いたしました。最後に改めてポイントをまとめておきます。
- スチール製足場板とも呼ばれる。
- 足場板の中でも最も高い強度。
- 防錆力にも優れ、耐久性が高いため長期的な維持管理が容易。
- 合板足場板よりも30%軽量で取り扱い・運搬等が容易。
- 現在はアルミ製足場板の方が主流となりつつある。
- 主要な鋼製足場板メーカーは、光洋機械産業株式会社、JFE機材フォーミング株式会社、アルインコ株式会社。
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