【足場】会社を成長させるために必要な3つのポイント
足場のTIPS
厳しい市況でも会社を成長させるために必要な3つのポイント
くさび緊結式足場のレンタルサービスを提供している株式会社ASNOVA(アスノバ)は2024年10月現在、全国39ヶ所の機材センター(パートナー拠点を含む)を展開しており、足場施工業者様の事業をサポートしています。 今回は、先行き不透明な状況が続いている厳しい市況の中でも足場に関連した会社を成長させていく3つのポイントについてご紹介いたします!
目次
深刻な建設業の倒産問題
建設業の倒産が増加し、2023年は8月までに1082件の倒産が発生しました。これは既に、過去の年間件数である2022年通年の1204件に近づいており、8月までの累計では2017年以来の1000件を超える事態です。さらに、単月での倒産件数は6月に160件に達し、これは2014年10月以来の最高水準となっています。このペースで推移すると、年末までには建設業の倒産件数が1600件を超え、過去5年間で最も多いことになります。
倒産の理由としては、引き続き「物価高」が影響しています。2022年に比べると原材料価格の上昇は緩やかですが、鉄骨や木材など建設資材の価格は上昇し続けており、建設業において物価高が要因となった倒産が最も多く、全体の2割に達しました。さらに、近年は職人の高齢化に加えて、若手や新卒者の応募が不足しており、人材不足が深刻化しています。
この様な厳しい状況でも、社会インフラを支えるために建設業関係者は事業を前に進めていかなくてはいけません。ここでは、建設業の中でも仮設事業について、会社を成長させていくためのポイントをご紹介いたします。 是非、参考にしてください。
1)おさえておきたい指標「機材稼働率」
2)レンタルサービスを活用して「機材稼働率」を改善する
3)初期投資を抑える購入サービスを活用しながら、自社材を増やしてビジネスを成長させる
1)おさえておきたい指標「機材稼働率」
この「機材稼働率」は足場機材という資産をいかに効率よく運用できているかという指標で、自社材を保有する足場施工業者様にとって重要な指標になるはずです。
しかし、実際には足場機材稼働率を意識した経営ができている企業様は少ないことも事実です。 自社材で現場を回している足場施工業社様は、このタイミングで一度、自社の「機材稼働率」を意識してみませんか?
機材稼働率はその時点での「使用している機材数 ÷ 自社保有数x 100」で求めます。もちろん、稼働率が高ければ高いほどいいのは想像できるのですが、どこを目標にすれば良いのでしょうか。事業の状況によって若干の違いはあるものの、大きく3つのゾーンに分けて、それぞれが取るべきアクションが次の通りです。
年間機材稼働率目安
- 70%以上 :高い稼働率を維持できている状態です。今後の見通しも良い場合は、少しずつ購入することを検討しても良いでしょう。
- 60から70%:最適化できている状態です。案件が増え続けているのであれば、自社材の比率を少しずつ上げることで効率化を図ることができます。
- 60%未満 :在庫過多状態です。案件を増やす、償却が済んでいない自社材を売却してレンタルを活用するなどで改善を図ることができます。
また、鋼材価格の高騰が大きな経営課題となり得ますので、新品足場機材の投資(購入)を見直し、高い自社材稼働率を維持しつつ足場レンタルサービスを活用したり、中古足場機材を購入する足場施工業者様が増えてきています。
※ 事業の状況・市場環境により、対策及び目安は変わることをご注意ください。
2)レンタルサービスを活用して「機材稼働率」を改善する
では、どのようにして「機材稼働率」を改善すれば良いのでしょうか。
次のグラフを見てください。
こちらはある足場施工業者様の月別の「機材稼働率」です。繁忙期に100%自社材で賄える数量を保有しています。一方、足場工事は季節により需要変動が激しいため繁忙期(秋季)以外は稼働率が極端に落ち込んでしまい、稼働していない足場機材が半分以下になってしまいます。
では、なぜこのような状況になってしまうのでしょうか?
これは繁忙期に 「足りないから購入しよう」と、機材の不足を新品足場機材の購入で補うと起こる状況です。この場合は、 足場レンタルサービスでの対応をお勧めします。例えば、一時的な不足分をレンタルで補うとキャッシュフローを低下させることなく財務状況を改善させることができます
建設資材の高騰、人件費の上昇、企業への税負担増…こんな状況だからこそ、キャッシュフローを低下させることは避けたいですね。
足場レンタルサービスを活用したり、中古足場機材の購入により案件を回し、自社材の年間平均稼働率を上昇させることで事業を成長させる。それがこの状況を乗り切るレンタルの賢い活用方法です。
「でも、レンタルで補うのはわかるけど、繁忙期はどこのレンタル業者も在庫がなくなるから。」
ASNOVAは全国38カ所の機材センター(パートナー企業拠点含む)でくさび緊結式足場を豊富に取り揃えています。また、担当営業が貴社の足場機材稼働状況を確認しながらレンタルまたは中古機材購入のご提案をすることも可能です。
なお、購入に際しては、ASNOVAが運営するECサイト「ASNOVA市場」で、くさび緊結式足場をはじめとする仮設機材の中古機材を幅広く取り扱っています。
お得な中古足場機材の価格相場など、是非ご覧ください!
3)初期投資を抑える購入サービスを活用しながら、自社材を増やしてビジネスを成長させる
「でも、減価償却が済めば営業利益に大きく貢献するから、やっぱりレンタルではなく自社材を運用したい」
そんな企業様へは、新しい足場購入サービス「ASNOVA GROWTH」がおすすめです。
「ASNOVA GROWTH」の4つの特徴を紹介します。
- 初期段階に必要な金額が抑えられる。
- 最適なタイミングで購入に切り替えることができる。
- レンタルで支払った費用が掛け捨てにならない。
- 小ロットから何度でも利用できる。
初期段階に必要な金額が抑えられる。
「大きな案件を受注したので、足りない機材を新品で購入しよう。しかし、購入資金を準備するのが大変。」そんな時、『ASNOVA GROWTH』サービスなら購入を前提にレンタルからスタートするので、普通に購入するより初期投資が格段に少なくすみます。このような市況なので、出来るだけキャッシュを出したくない。でも施工案件は受けて成長しなくてはいけない。そんな時に便利な購入サービスです。
最適なタイミングで購入に切り替えられる。
「順調に事業も成長して、運転資金にも余裕が生まれた。機材稼働率を見ても順調によくなってきている。そろそろ購入に切り替えても良いかもしれない」
『ASNOVA GROWTH』サービスは足場施工業者様の事業状況により、いつでも購入に切り替えることができます。
レンタルで支払った費用が無駄にならない。
『ASNOVA GROWTH』サービスなら、購入に切り替える際にレンタル期間に支払った費用を一定の割合で購入費用に充てることができます。つまり、今まで支払ったレンタル費用が無駄になりません。ローンを組んで金利を支払うのが得か、『ASNOVA GROWTH』を活用するのが得か、ASNOVAでは担当営業がシミュレーションを用いて提案いたします。
小ロットから、何度でも利用できます。
何度でもご利用できるので、機材稼働率を見ながら無理なく自社材を増やすことが可能です。また、小ロットからご利用できるので、機材購入する際の「こんなに要らないんだけどなぁ」などのお悩みも無用です。
ビジネスの成長をサポートする新しい購入サービス「ASNOVA GROWTH」の詳しい内容は、こちらからお問い合わせください。
ASNOVAは担当営業制で貴社のビジネスをサポート!
足場機材の購入を検討しているのであれば、購入ロットの大小にかかわらず、一度、ASNOVAにご連絡ください。
ASNOVAは足場レンタルサービス・新材販売・中古販売(買取)など、足場に関わるサービスを提供しています。また、足場運営のノウハウを持った担当営業が貴社のビジネスの状況を理解、分析して適切なアドバイスを行い、貴社の信頼できるビジネスパートナーとしてしっかりとサポートいたしますのでご安心ください。
まとめ
- 足場事業を成長させるためには、資産である足場機材の稼働率を確認する。
- 年間ピークに合わせて機材保有を設定すると稼働率は落ちる傾向になります。
- 減価償却後を考えて、自社材購入で運用したい場合は、キャッシュフローに負担をかけない購入サービス『ASNOVA GROWTH』がおすすめ。
- 中古機材の購入なら、『ASNOVA市場』がおすすめ。
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