足場材の単管ステップとは?役割や種類などについてご紹介
足場のTIPS
足場材の単管ステップとは?役割や種類などについてご紹介いたします
今回は建設現場などで使用される足場材の単管ステップとは何か、役割や種類準について詳しくご紹介いたします。
足場材の単管ステップとは?
足場材としての単管ステップとは階段、踏み台のことを意味します。
まず単管とは、直径48.6mmの鉄のパイプのことを指し、単管パイプとも呼ばれます。
緊結金具(クランプ)を組み合わせて作ります。枠組足場と比べ、狭いスペースや低層の外壁で利用可能であることが大きな利点です。
また、付属品が少なくシンプルな構造で、ホームセンター等でも資材を購入できるためよく使用されます。
同じような名称で「自在ステップ」があります。
自在ステップとは角度調節などが自在にできる仮設足場用のステップです。
角度調節金具付踏板など別の名称でも呼ばれます。
プレートタイプやメッシュタイプのものなど様々な製品が販売されています。
自在ステップは、単管パイプと組み合わせ、昇降階段を設置する際などに使用します。
この自在ステップは、ちょっとした段差を楽にあがりたい、危険な場所でも安全に移動したいといった思いを叶えてくれます。
単管自在ステップの組み方
まずは、自在ステップの選定です。
サイズは階段の幅によって違いがあり、600mmと900mmの主に二種類で、使用したい場所の広さや作業内容によって選定します。
プレートタイプやメッシュタイプといった素材の種類もありますので、用途や完成イメージを明確にしておきたいです。
自在ステップを使用するためには、単管やクランプといった単管足場に使用する資材も必要になります。
自在クランプの値段相場は3000~6000円程度となっています。
現場に応じて何段のステップにするかで変わってきますが、例えば6段の階段にするためには6枚購入する必要がありますので単純計算で18,000円〜30,000円程度あたりが予算となってきます。
自在ステップの両サイドに付属しているクランプを、パイプに取り付けます。
このとき、現場の段差に応じて単管パイプの長さや自在ステップの幅、自在ステップと自在ステップの間隔を確認しながら作業を進めます。
人体を支える足場になるため、自在ステップ自体は平行でなければなりません。事故防止のためにも慎重に行いましょう。
単管自在ステップの製造メーカー
平和技研株式会社
平和技研株式会社は、昭和32年(1957年)創業、60年以上続く福岡に本社を置く次世代足場やクランプを中心に販売シェアを伸ばしている会社です。
土木建築系の会社が数多ある中で、足場クランプの全国マーケットシェア40%以上と高い信頼を得ており、製品の質や価格、サービス提供が高く評価されていることがわかります。
株式会社伊藤製作所
株式会社伊藤製作所は大正6年(1917年)創業、100年以上続く新潟に本社を置く老舗の仮設資材取り扱い業者です。
自在ステップを「全回転式」という名称で販売しています。
株式会社伊藤製作所の全回転式IIとは?
全回転式IIは、φ48.6の単管パイプと組み合わせることで仮設階段として使用できるステップで、株式会社伊藤製作所が販売している自在ステップの商品名です。旧名称は、新型全回転式。
株式会社伊藤製作所が販売している全回転式IIは、全回転式0〜360°(15°毎)させて使用することができ、現場に合わせて角度が調節できるため、非常に便利です。また、ひっかかり易い取付金具の外周の突起が無く、21mmのスパナ1本で角度調節ができます。
階段の中間でも着脱でき組立、補修が容易です。
保管・運搬にスペースを取りません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ステップとは何か、用途や特徴、設置基準について詳しくご紹介いたしました。
今回は、足場工事における単管自在ステップの組み立て方やオススメの購入先についてまとめました。いかがでしたでしょうか。
単管自在ステップは安全に段差を昇降するため非常に重宝します。
価格はメーカーや使用によって少し幅がありますので、予算をふまえた検討が必要になります。
単管パイプと組み合わせるだけなので、比較的すぐ作業に取り掛かることができます。
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