建設現場などで利用される仮設機材とは？役割と種類をご紹介いたします。

仮設機材とは

仮設機材とは、仮設構造物を構成する製品、又は資材のことをいいます。

仮設機材は、ビルやマンションをはじめ、病院、学校、ホールなどの大型施設はもちろん、木造住宅などの低層建築物でも使用されます。

また、建築分野の構造物のほか、高速道路や橋梁、トンネル、ダムといった土木分野の構造物まで、これらを建設や修繕する際に、作業員の足場やコンクリートを打ち込むための型枠などに使用されています。

構造物が完成すると撤去されたり、建設の過程で埋め込まれたりするので、完成後に見ることはありませんが、仮設機材は構造物をつくる上で必要不可欠なもので、建設工事を行う過程では非常に重要な役割を果たしています。

「仮設機材」という言葉は、一般の方にはあまり馴染みのない言葉かもしれませんが、外出した際によく見かける現場を囲うフェンスや、住宅、ビルの建築途中に建物を覆っている足場やシートやネットも仮設機材です。

仮設機材の主な役割は、作業員や周辺など工事現場の内外を危険から守ることです。

工事現場で「安全第一」という文字をよく見かけると思います。

その工事現場の安全を守るために大きな役割を担っているもののひとつが仮設機材なのです。

また、その他にも作業の効率化や作業負担の軽減、工事現場の景観対策なども仮設機材の役割としてあげられます。

建築(足場)用仮設機材とは、建築物・船舶等の高所部での作業において、作業者を作業箇所に近づけさせる為に設ける仮設の作業床、及び仮設構造物に使用される機材をいいます。従来からの枠組足場のシステムに加え、くさび緊結式のシステムなどがあります。

また、手すり先行工法のガイドライン(平成15年4月策定)に続き、労働安全衛生規則の一部を改正する省令(平成21年6月施行)など、足場に対する安全性の見直しがなされており従来に比べると転落、落下事故に対し格段に向上しています。

高所作業用の足場を必要とすることは建築現場も土木現場も変わりませんし、使用される機材も同じ物です。ここではあえて工事区分し、橋梁、道路、トンネル、港湾等、土木の工事に使用され、重量の大きな構造物を支える為に使用される仮設機材のことをいいます。

H型鋼を使用した山留材や、くさび緊結式支保工システムなどがあり、足場用よりもサイズが大きい部材が使われます。

ビル屋内や、駅構内の天井仕上げや改修などで使用される作業台のうち、マイティベースのように作業床と踏板と手摺がユニット化されたものと、脚立のように足場板と併用して使用するものがあります。いずれも比較的低層の作業に使われる仮設機材をいいます。

安全商品には、危険な場所を警告する看板のようなものから、実際にバリケードのように人の立入を阻止するものや、身に付けることで墜落を防ぐものなど、多種多様あります。

その中でも仮囲いやフェンスといったものは、工事現場と日常生活の空間を区切ることで、現場内の作業を安全に行うと同時に近隣の生活空間の安全を確保するために設置されています。

例えば仮囲いは骨組みとして単管パイプとクランプにて構成され、安全鋼板やシートをその骨組みに取り付けることで工事現場への立入を阻止しています。

建設工事で構造物をつくる際に作業員が作業したり、通行や昇降するために設置される足場の組立て・解体を行う工事です。足場の種類にはくさび緊結式足場、単管足場、枠組足場、移動式足場、脚立足場などがあります。

建設工事の基礎や躯体部分のコンクリートを打ち込むための型枠（仮枠）を組立・解体する工事です。

掘削地盤に施される土留支保工（山留め工）と、構造物をつくるためにコンクリート荷重等を支える型枠支保工があります。

中高層ビル、工場建屋、スポーツやイベント施設など、各建築物のニーズに合わせて鉄骨材を組み上げる工事です。

建設後、一定期間が経過した一般ビル、マンション、商業施設などの、外壁の取替え・塗装、設備の取替え・補修、耐震補強を行う工事です。

構造物の建替えまたは新築工事の際に、在来の建物を取り壊し、撤去を行う工事です。

天井や間仕切り、フロア、クロス、カーテン、ブラインドなど、建物内部の仕上げに関する工事です。

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