足場をレンタルを利用する際の注意点とメリットをご紹介
足場のTIPS
足場をレンタルを利用する際の注意点とメリットをご紹介
ほとんどの建設現場や外壁塗装工事などで必須になる足場材ですが、自社で足場材を購入しなくても、レンタルやリースで準備できることはご存じでしょうか?
今回は、足場をレンタルを利用する際の注意点とメリットについて詳しくご紹介いたします。
目次
足場材のレンタルでよく利用されるくさび緊結式足場とは?
くさび緊結式足場とは、一定間隔に緊結部を備えた鋼管を支柱とし、手摺や筋交等を支柱の緊結部にくさびで緊結するタイプの足場で、通称「ビケ足場」とも呼ばれます。
ハンマー1本で簡単に組み立てが出来ることが特徴で、シンプルな構造ながら、高い安全性、耐久性、作業性に優れています。
足場作業の安全確保と、施工能力の向上、という2つの大きな課題を一気に解決したことで注目を集め、木造家屋などの低層住宅工事用の足場として多く使用されてきましたが、近年では中層建築工事用として短期間の補修工事に使用されることも増えてきています。
足場レンタルのメリットは?
保管場所の確保が必要ない
足場を自社で購入すると、保管場所が必要となります。足場の保管にはある程度の広さが必要で、広い倉庫や敷地のない会社の場合、他で場所を借りる必要が出てくることもあります。そうなると、保管場所の確保に費用が掛かり負担が大きくなります。
一方、足場をレンタルすると、必要な時に必要な量だけ借りることができるので、足場の保管場所を確保する必要はありません。もちろん購入することに比べると、一回あたりの費用は大きくなりますが、保管場所の確保に費用がかかる場合は、むしろお得になるケースもあります。
メンテナンスの負担が軽減
足場は、高い場所という危険が伴う場所での作業をできるようにするための仮設資材のため、常日頃から安全のためのメンテナンスを行なっていないと、作業員の怪我、最悪の場合は生命にも関わるものです。そのため、キズや変形などの劣化具合を定期的にチェックし、必要に応じて買い換える必要があります。
労働安全衛生法第519条にも、損傷や変形がない丈夫なものを使う事が定められています。
つまり、足場を自社で購入するとなると、常に点検やメンテナンスの必要となります。
一方レンタルの場合では、レンタル会社にその義務があるため、借り手側としてはそうした負担が軽減されます。
しかし、レンタルの場合は中古の足場材を使うことがほとんどなので、使用前の部材確認は徹底し、安全には細心の注意を払いましょう。
管理する人件費がかからない
足場を購入した場合は、自社で保管する足場の状態や本数だけでなく、使用する現場や日時・日数など、その使用スケジュールもしっかりと把握しておかないといけません。
そのため、管理者による適切な管理がされていないと、その後の工期にも大きく影響を及ぼすことになりかねません。
しかし、レンタルであれば、必要なときに必要な量だけしっかりと手配すれば、それ以外の時は管理する必要がなく、管理にかかる人件費が不要になります。
足場レンタルを利用する際の注意点は?
足場のレンタルには先のとおりメリットがありますが、一方でレンタルだからこその注意点もございます。
繁忙期の在庫不足
仮設資材が必要になるような大規模改修などは長期休み期間に行われるなど建設業界の繁忙期は同じようなスケジュールです。そのため、多くの足場材を手配するためには事前に予約や取り置きをしておかないと在庫の確保が難しい場合があります。
足場材が確保できなくて仕事が進まないということが無いように、早めに手配しましょう。
部材の状態確認
レンタル品は、ほとんどが中古品のため借りる際の部材の状態は統一されていません。そのため、レンタルの際は、まず部材の状態確認を必ず行いましょう。組み立て始めてから使えないとなったら、再度手配が必要になり、工期の遅れにもつながりかねません。
修理代や破損金の請求
レンタル品の使用状況によっては、修理代や破損金が請求されることがあります。
特に、解体作業で使用する際や塗装作業がある場合は、破損や汚れが発生しやすいので注意が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?足場をレンタルするときのメリット・デメリット、利用する際の注意点について詳しくご紹介いたしました。
足場は高所作業において安全かつ適切な作業環境を保つために必要不可欠です。足場を自社で取り扱っていない場合は、毎回一定の費用がかかるとしてもレンタルする必要があります。
足場を購入し自社で持っていると、時間を気にせずいつでも使えて便利です。その保管・管理の手間を考えると一概に良いとも言えませんが、人の命にも関わるだけに、その管理は厳しく行う必要があり、そのための管理者も必要となります。
足場レンタルを考える際は、メリットだけでなく注意点も考えたうえで、自社に合った対応を検討しなければいけないのです。
例えば、同規模の現場が頻繁にあり、保管場所にも困らないようであれば、保管・管理の人件費が増加してでも足場の購入がおすすめです。
では、改めて足場材のレンタル価格のおさらいをしておきます。
- 足場レンタルのメリット
- 保管場所の確保が必要ない
- メンテナンスの負担が軽減
- 管理する人件費がかからない
- 足場レンタルの注意点
- 繁忙期の在庫不足
- 部材の状態確認
- 修理代や破損金の請求
ASNOVA編集部からのコメント
最近の急激な資材高騰により、各足場業者様も足場機材を購入からレンタルへ移行する動きが出始めています。レンタルは経営リスクを減らして、ほしい時にほしい数量だけ借りられるというのが一番の特徴です。ASNOVAもそういった需要にお答えするべく、在庫保有数をより拡大して、足場機材の安定供給を目指しています。
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